オウンドメディア実態調査「企業イメージ向上」に寄与、課題は「コンテンツ数の維持」

4割が「外部委託をしている」と回答

「外部委託」については、39.3%が「外部委託をしている」と回答。また「外部委託で心がけていること」については、「会社のブランドや歴史を汲んだ上で取り組んでくれる方にお願いしている」「内容の正確性の担保を大切にしている。専門性の高い分野での執筆ができる方に依頼した上で、二重三重で原稿チェックを行う」「PV稼ぎのための過激な見出しや誇大表現には気を付けてもらっている。当社専門家のファクトチェックも欠かさないようにしている」「記事の用途、ターゲットに起こしてほしいアクション、インタビューの中で取りあげてほしいこと・ほしくないことを事前に共有している」「PVやCVの数を毎月報告し、モチベーションを維持してもらう」といった声が集まった。

KPIを設定し次なる改善に活かす

「オウンドメディアの評価項目(KPI)」については、「ページビュー数(69.2%)」「記事公開本数(48.7%)」「ユーザー数、新規・リピート訪問者数(35%)」という回答が多く、「測定していない」は10.3%だった。

「成果をどのように測っているか」については「いいねの数やSNSのシェア数に加え、採用候補者へのアンケートを行っている」「SNSでポジティブな反応があるか」「見込み顧客が検索しているであろうSEO対策キーワードの検索順位、流入、CVを確認」「社内専用コミュニケーションスペースでコンテンツを紹介した際、社員がどれくらい反応しているか」「人気上位コンテンツを確認。ブランドの認知施策やサービスの質の向上に活かしている」「経営課題に基づく解決策となる打ち手として記事発信しているため、その管掌部門に変化があったかヒアリング」「PV数を集計し急な増加があった記事はその原因を探っている」などの声があり、オウンドメディアの目的に応じて測定項目を決め、成果を測っている様子がうかがえる。


前のページ 次のページ
1 2 3
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事

    タイアップ