オウンドメディア実態調査「企業イメージ向上」に寄与、課題は「コンテンツ数の維持」

6割が「コンテンツ数の維持」を課題に感じている

「課題に感じていること」については「コンテンツ数の維持(58.1%)」という回答が最も多く「制作の効率化(49.6%)」「コンテンツ制作の人材不足(48.7%)」が続いた。「最も課題に感じていること」については「コンテンツを頻繁に作成し続けるためのリソースが足りていない」「他部署からの協力がなかなか得られない。ネタが出ず、企画案が煮詰まっている」「自社を理解してもらい、ブランディングに沿ったアドバイスをしてもらえる協力会社を探すこと」「記事で取り上げている人が退職した際の対応(記事削除、画像編集)」「長期的なコンテンツ計画や、時流を意識したコンテンツ設計がしたい」「制作にかける時間やコストが効果と釣り合わない」「短期的な効果が出にくくモチベーションを維持するのが大変」といった回答があった。

生成AIは「企画・タイトルの案出し」などで活用

「コンテンツ制作時に生成AIを活用しているか」については「活用している(34.2%)」「活用していない(44.4%)」「活用を検討(17.9%)」という結果になった。

また「生成AIの具体的な活用法」について自由記述で回答してもらったところ「記事の企画をつくる際の壁打ち相手」「タイトルの案出し、記事の言い回しの改善」「文字起こしを行い原稿作成を効率化」「インタビュー記事の質問案を生成し、発想を広げたり、ヒントをもらうのに役立てている」「リード作成、原稿の文字校正、SNSへの発信時の要約」「英文サイト作成時の翻訳確認(最終確認は自社スタッフで行う)」といった声が集まった。

本調査は、広報・PR・コミュニケーションの専門誌『広報会議』(毎月1日発売)の2024年6月号(2024年5月1日発売)に掲載の「オウンドメディア 企業の“リアル”を届ける 距離感が縮まる広報戦略」特集の中で実施した。特集内では、オウンドメディアが再注目される理由や、メディア運営で企業がつまずきがちなポイントへの対処法、企業事例をレポートしている。

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