クラファンで1350%達成のエコカップ 廃棄される「コーヒーかす」を使用 アサヒユウアス

同商品は、2023年4月からアサヒユウアスが主体となって実施している、オフィスやカフェなどから出たコーヒーの副産物をアップサイクルし、サーキュラーエコノミーの構築を目指す「Coffeeloopプロジェクト」の一環。アロマループを開発する以前にも、コーヒーの抽出後に発生する「コーヒーかす」や間伐材の木粉などを活用したエコカップ「Coffeeloopカップ」をプロジェクト第1弾として展開している。

様々なパートナー企業と共創し、コーヒーかすの提供企業や「Coffeeloopカップ」の導入企業を増やしている。福岡市博多区の「ホテルオークラ福岡」やジェイアール西日本ホテル開発が運営するホテルなど、宿泊施設の導入事例もある。現在は約15社がカップを導入。コーヒーかすを提供している企業は約20社となる。ECサイトでも販売しており、2023年4月から2024年4月の販売数はBtoB向けとの合算で約7000個となった。

自治体との連携も図り、昨年10月にはアサヒユウアスが本社を構える東京都墨田区と共同で「すみだCoffeeloopプロジェクト」を開始。区内のカフェや企業から発生したコーヒーかすでカップを開発した。区内のカフェに導入したほか、セブン&アイ・フードシステムズが運営するレストランチェーン「デニーズ」の全店舗でも導入された。同区のコーヒーかすの回収作業では福祉作業所の協力を得ており、障害者の就労機会の創出にもつなげている。

写真 商品 オリジナルロゴ入りの「Coffeeloopカップ」
墨田区と連携して開発したオリジナルロゴ入りの「Coffeeloopカップ」


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