ロッテ「クーリッシュ」が動画を公募 ブランドチームの審査基準とは

「どうした田中」は上司と部下による会話劇で、PC画面を舞台に“クーリッシュが好きすぎる部下”である田中と、その上司のやりとりがコミカルに描かれています。

協賛企業賞/「どうした田中」中平真之祐(GREY Tokyo)、大竹聡(ギークピクチュアズ)

各項目の評価の高さとともに、クーリッシュへの愛がポジティブに表現されているところが印象的で、その愛情は私たちよりも上回っているのではないかと感じたほど(笑)。

また、PC画面を中心に展開されるため、クーリッシュを吸い込む音で想像力を駆り立てる表現も見事。視聴後は、課題どおり「クーリッシュ、チョー飲みたい」という気持ちになりました。

「Let’s ギューリッシュ」は、冷凍庫から取り出したばかりの凍ったクーリッシュを、怒りのエネルギーを使ってギューッと握りしめて飲みやすくしようとする動画。

グランプリ/「Let’s ギューリッシュ」村上るり子(BBDO J WEST)、泊香澄(ワンダーランドハウス)

日常に潜むイライラしてしまうシーンが多数詰め込まれていますが、“怒り”というのはメーカー側からは描きにくいシチュエーションなので、公募ならではの企画だと思います。怒りを覚えるシーンはどれもリアリティがあり、共感性の高さもポイントでした。

受賞作はいずれも、商品愛とともにメーカー側からは発信しにくいポイントを巧みに表現しています。不特定多数の目に触れるCMでは難しい表現も、ターゲットを絞りやすいオンライン動画であれば高い効果が得られるのではないかという可能性も感じられ、その幅広い切り口やアイデアから大いに刺激を受けました。

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