前回のコラム「アイデアが苦し紛れにくっつく瞬間がある――「KINCHO」ラジオCM制作の裏側」はこちら。
わたし、ラジオ好きコピーライターの正樂地咲がお届けします「名作ラジオCMの時間」。
12回にわたり名作ラジオCMをお届けしてきたコラムも、今回が最終回です。最終回はこれまでの振り返りとしようと思います。
コラムは2023年の10月末からほぼ隔週でお届けしていたのですが、もう年も明けて春も終わろうとしていてその間にわたしは家を引っ越したりもしたのですがやはりラジオを聴く生活は変わりません。
家でも、散歩しながらでも、出張で移動する時も、出張先のホテルでも、ラジオがそばにあると、そこはなんか全部、家みたいな、自分が安心できる場所になる気がします。
ラジオCMは、これからどうなっていくのか、考察はできませんが、ラジオCMを拡大した番組も増えるといいなと思っています。
それは、言いたいことだけを言う広告の延長の番組ということではなく、これまでにご紹介した「名作ラジオCM」の拡大版。ラジオCMに限ったことではないですが、広告は短い時間の中に、工夫と技術が凝縮されているので、上等なウイスキーを炭酸で割るイメージで、広告のいいところをジワーっと拡大した番組を、いろんなラジオCM職人がつくったら、それはなんか面白そうな気がします。
わたしは、ラジオCMの変形拡大したものも、がんばりたいし、でもやっぱり、20秒、30秒、60秒、120秒あたりで、バチっっっっっっっ!!とキメるラジオCMのことを愛しています。
なんの話やらですが。こんなにたくさんラジオCMのことを考える機会も滅多にないので、とても楽しかった。
また紹介したいラジオCMにこれからも出会って、あわよくば、それがわたしがつくったものだったらもっといいな。半年くらいにわたりお世話になりました。
いやぁーラジオCMってほんとにいいものですね。またどこかで。
正樂地咲
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