“広告疲れ”を起こさせない Hakuhodo DY ONEはCTAから「ATA」へ…人による広告表現とAI活用

ATAにおけるAIの使い方

AIは定量データから最適解を導き出すもの。ユーザーの共感や発見を引き出すようなクリエイティブな発想力においては人間が勝る。両者の力をいかに組み合わせ、シナジーを生み出すかが、今後のネット広告の分かれ道と言える。

今回「ATA(Attention-to-Action)感情トリガークリエイティブ」のサービス提供開始に際し、尾崎氏は「ターゲットインサイトを掘り下げるのはもちろん、表現に落とし込んだ際に、広告主の持つパーパスや商品・サービス自体との齟齬がないか、どういった施策フォーメーションにすればよいか、など、案件ごとにチームを構成し、戦略から実行、運用まで担っていきたい」と話す。

「やはり運用型広告であることに変わりはないので『ATA』タイプの広告もスピーディーに制作し、効果計測していくべきです。そこではやはり、AIは強い味方。積極的に活用しています。また、興味を引くという側面においても、生成AIは特有の違和感づくりに役立ちます 」(尾崎氏)

「クリエイティブ組織として、ロワーからアッパーまでできる厚みはあると考えています」と話すのは山口氏だ。

「総合広告会社はロワーファネルが手薄な場合も少なくなく 、逆にデジタルに強い広告会社に、必ずしもブランドの知見があるとも言いづらい側面があります。Hakuhodo DY ONEには横軸組織としての統合クリエイティブ推進室 があり、そこにクリエイターが所属していて、ブランディングも獲得も混じり合うカルチャーが醸成されています。『ATA』もそこから生まれた動きです。クリエイティブの幅広さを武器にしていきたいと思います」(山口氏)

一方的な訴求を繰り返すのみでは、消費者は疲弊し、ひいてはそうしたコミュニケーションを続ける広告主側にもコストの増大という形で重荷になっていく。人間のクリエイティブとAIの効率性という双方の強みを改めて見直し、より一層効果を生み出すためのインターネット広告の姿が、いま現れようとしている。Hakuhodo DY ONEでは獲得、アッパー、ミドルなど従来の部門の垣根を越えた組織横断的な体制を構築。ロワーからアッパーまでの幅広い領域の経験とノウハウを武器に、パラダイムシフトに挑む。

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※株式会社アイレップとデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(DAC)は、2024年4月1日に統合し株式会社Hakuhodo DY ONEを設立しました。新会社での統合的な運営を進めるにあたり、当面の間は移行措置としてお取引窓口や役職員の採用等はこれまで通りDACおよびアイレップが変わりなく担います。今後2025年以降に完全な統合を実施する予定です。



お問い合わせ
株式会社Hakuhodo DY ONE
住所:〒150-6021 東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号
TEL:03-5475-2720
URL:https://www.hakuhodody-one.co.jp/
お問い合わせフォーム:https://www.hakuhodody-one.co.jp/contact/
DIGIFUL:https://digiful.irep.co.jp/
DAC Solution Service:https://solutions.dac.co.jp/


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