競合プレゼンは、中身だけで勝てる戦いではない
――『競合プレゼンの教科書』を手に取った経緯について教えてください。
鈴木航:私は1年ほど前にキャリア採用でYOMIKOに入社しました。それ以前は競合プレゼンの経験はあまりなかったのですが、入社後は競合案件に関わる日々で、業界上位の会社に負け続けて苦しい状況にありました。そうした中、たまたま本書を見つけ、わらにもすがる思いで手に取ったのです。
競合プレゼンで大事なのは提案の中身で、負けるのは単に自分の実力不足なのだと思っていたのですが、本書を読み進めると、その前段階の人脈や技術、マインドの部分から変えていく必要があるということに気づきました。
鈴木大輔:私も負け続けていた時期がありました。プレゼンで大事なのは中身だけではないと気づいたのもその頃でした。当時はADKに在籍していたのですが、決定的だったのは「御社と初めて仕事をするのは不安だから、これまでの代理店にします」と言われたこと。それではどんなに良い企画を提案しても意味がないと思ったと同時に、提案の中身だけで勝てる戦いではないのだと気づいたのです。
鈴木航:書籍は感銘を受けることばかりでした。読み終わって、気が付いたら大輔さん(著者)にメールで感想を送っていました。そんな経験は人生で初めてです。
返信が来るとも思っていなかったのですが、すぐに返信をいただいて。その流れで講演をお願いできることになりました。周りには私と同様になかなか勝てていないメンバーもいたので、ぜひ多くの人に話を聞いてほしいという思いでお招きしました。
鈴木大輔(FACT/戦略プランナー)
2006年ADK入社。競合プレゼンの存在すら知らなかった営業時代を経て、2010年より戦略プランナーとして大阪へ。一転して競合プレゼン三昧の3年間を過ごし、勝率5割を達成。ところが東京に戻ってからは、思うように勝てない日々が続く。業界3位の広告会社で苦しみながら戦い抜いた10年以上に及ぶ経験と、百を超える競合プレゼンで溜め込んだ知見を、競合に勝つための方法論として体系化。2023年、著書『競合プレゼンの教科書 勝つ環境を整えるメソッド100』を上梓。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。
2006年ADK入社。競合プレゼンの存在すら知らなかった営業時代を経て、2010年より戦略プランナーとして大阪へ。一転して競合プレゼン三昧の3年間を過ごし、勝率5割を達成。ところが東京に戻ってからは、思うように勝てない日々が続く。業界3位の広告会社で苦しみながら戦い抜いた10年以上に及ぶ経験と、百を超える競合プレゼンで溜め込んだ知見を、競合に勝つための方法論として体系化。2023年、著書『競合プレゼンの教科書 勝つ環境を整えるメソッド100』を上梓。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。
この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。