カクヤスとLoop Japanは5月22日、リユースのプラットフォーム「Loop」のリユース容器を使用した商品の開発を行っていくと発表した。カクヤスは酒類などの配達とともにリターナブル瓶・容器の回収などに取り組んでいることから、サプライチェーンの面でも連携する。
Loopは再利用可能な容器ボトルを用いてECや小売店で販売し、使用後に容器ボトルを回収し、洗浄、再充填の後に再販売することでごみを減らす仕組み。日本では2021年にイオンなどの流通を通じて導入が始まった。
カクヤスのLoopへの参加は、BtoCとBtoBの両方でサービス導入を予定している。ハンドクリーナー、ハンドサニタイザーなど既存のBtoB向け商品の提供は2024年夏頃には開始する予定。並行してカクヤスオリジナルのLoop向け商品の開発も進めるが、導入時期は未定。
イオンなど既存の他の流通で提供されているLoop向け商品も一部展開していくほか、お酒、飲料のほか日用品や食品についても導入・開発を予定している。
Loop Japanによれば「種類・数は未定だが、現在カクヤス社の顧客向けにアンケートを実施しておりニーズにマッチした商品を企画開発する予定」としている。
カクヤスでは以前から瓶・容器の回収に取り組んできた。新たにLoopのリユース容器商品を取り扱うことで、事業を通じた環境課題への取り組みを推進する。
「Loop」は世界20カ国以上でリサイクル事業を手がける米国のベンチャー企業、テラサイクルが2019年5月にアメリカ、フランスでスタート。日本では現在、首都圏や静岡・関西エリア・広島などのイオンのほか、ライフスタイルショップなどにも広がっている。