ヒットを生む電通のCDとADが語る、クリエイターの本質的な役割

AIが浸透する未来、クリエイターはどう生き残る?

2人は最近も仕事を共にしており、2024年もサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」や「ジャスミン焼酎〈茉莉花〉」、サントリー食品インターナショナル「サントリー天然水FRUIT-SPARK」などのCMが続々と公開されている。最前線で活躍する2人は、今それぞれにどんな役割が求められていると感じているのだろうか。

「CDとしては、宣伝部はもちろん社長とも話せる力ですね。宣伝部が決定権を持つ企業もありますが、広告はやはり大きなコストがかかるので、社長と直接やりとりをすることも多いんです。そこで数字を求めるクライアントに対して、僕らクリエイティブは、世の中に愛されることこそ数字に繋がるんだ、ということをきちんと説明する責任がある。その時に最も大事なのは“正直であること”だと思っていて。世の中からあなたの会社はこう見えていますよ、うちの娘や妻なんて見向きもしませんよ、とか(笑)。営業が伝えると角が立ちがちなので、言いにくいことこそCDが言うべきだと思っています」(奥野さん)。

・・・・・続きは月刊『ブレーン』本誌、または同 デジタル版からお読みいただけます。

〈この後のトピック〉
「僕らはどう考えてもAIから逃げられない」「AI時代に必要とされる力は?」など。

クリエイティブディレクター
奥野圭亮(おくの・けいすけ)

電通 第1CR プランニング局 グループクリエーティブディレクター。2000年電通入社。CMプランナーとしてキャリアをスタート。これまでに1500本以上のCMを制作。主な仕事にサントリー「ほろよい」「ザ・プレミアム・モルツ」「デカビタC」「サントリー天然水FRUIT-SPARK」「ジャスミン焼酎〈茉莉花〉」、浅野忠信の「OWNDAYS」や佐藤健の「大林組」、高畑充希の「三菱地所」など多岐にわたるブランド開発に携わる。広告以外の仕事として大学で学んだ建築知識を活かして空間開発・都市開発などの仕事も行う。

アートディレクター
井本善之(いもと・よしゆき)

電通 第2CR プランニング局 クリエーティブディレクター/アートディレクター。2008年電通入社。「無視されないものを作り続ける」ことをモットーに、クリエーティブディレクション・アートディレクションを行う。主な仕事にサントリー「ほろよい」「サントリー天然水 FRUIT-SPARK」「ザ・プレミアム・モルツ」「ジャスミン焼酎〈茉莉花〉」、Netflix『幽☆遊☆白書』、関西テレビ放送『R-1グランプリ』、吉本興業「華大どんたく」、東宝「ゴジラ70周年」ほか。趣味はくうねるあそぶこと、あと仕事。

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月刊『ブレーン』2024年6月号

【特集】「広告」多様化の時代 クリエイターの仕事と役割はどう変わる?


写真 パース・イメージ 月刊『ブレーン』2024年6月号の内容

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▼特集のトピックス

  • スタッフリストからおさらい
  • 広告制作の基本フロー
  • オンワード樫山/23区
  • 「23区JAPANESE WOMEN’S
  • STANDARD Anne in TOKYO」
  • Netflix『三体』
  • 「YOU ARE BUGS
  • お前たちは、虫けらだ」
  • 阪神タイガース
  • 「Thank you,89!
  • 野球よ、ありがとう。」
  • AIが浸透する未来
  • CDとADの役割は
  • どう変わる?
  • 奥野圭亮(CD)×井本善之(AD)
  • 自分なりの
  • 研究テーマを持つことが
  • 仕事を豊かにする
  • 引地耕太(CD)×赤川純一(TD)
  • 「ゴールを決める人と
  • ゴールまで連れていく人」
  • 城殿裕樹(Pr)×荒木一也(PM)
  • 異業種・他部門からクリエイターへ
  • 「私のキャリア」
  • 植木沙織(東急エージェンシー)
  • 山﨑晴太郎(セイタロウデザイン)
  • 中島優子(ビーコンコミュニケーションズ)


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