「ミドルシニアの人生においても、起業家精神(アントレプレナーシップ)を持って、自分の人生を主体的に切り開いていく生き方で、今後スタンダードになっていく」などと話した。加えて、大手企業の人事担当者、会社員の計800人を対象に実施したミドルシニアのキャリアに関する調査結果も発表した。
発表会には、キャリア開発を専門とする法政大学の田中研之輔教授も参加し、講演と代表2人とのトークセッションを行った。田中教授は「ライフプレナーによって、中長期でキャリア戦略を見通すことができ、終身成長が見込めるほか、共創や組織の持続的成長にもつながります。これから私もこの考え方を発信し、広めていきます」と話した。
トークセッションでライフプレナーの社会的役割などを説明した田中教授
ほかに同社の新プロジェクトとして、ミドルシニアとZ世代が一緒になって未来の書店を構想する「書店のこれからを作る!みんなの書店プロジェクト」を発表。今後、全国の5つの書店(有隣堂、蔦屋書店、今井書店、啓林堂書店、ニューコ・ワン)と連携して事業構想に取り組む。
有隣堂の代表取締役 松信健太郎氏
説明時には参加者のほか、有隣堂の代表取締役 松信健太郎氏が登壇した。松信氏は「私たちでは考え付かないようなアイデアを出してもらい、店舗で実装したいと思っている。議論を楽しみにしています」と期待を込めた。