―組織としてマーケターを育成する際に大切にしていることは。
Amexにおいて、マーケターに特化したもので特徴的な取り組みのひとつが「Marketing U」と呼ばれるグローバルなトレーニングプログラムです。オンラインと対面式のカリキュラムで構成され、日々の仕事に役立つツールや、イノベーションを起こすのに役立つワークショップなどのコンテンツを用意しています。
カリキュラムは年間を通して利用できますが、年に一度、“Back to school”として集中的に学ぶ1週間を設けています。皆さんマーケティングのプロですから、カリキュラムに対しても優れたマーケティングを施さなければなりませんからね。
「Marketing U」で登壇するエリザベス氏。
―最後に、今後の展望をお願いします。
Amexには175年近い歴史がありますが、ブランドが築いてきたサービスやセキュリティへの信頼を守り、引き継いでいく守護者としての役割が私の責務です。それと同時に、ブランドを革新していくという役割も非常に重要です。それはつまり、お客さまの変わりゆくニーズを見極めて応えていくこと。
ミレニアル世代とZ世代に対しては「体験」の観点から、法人のお客さまにはビジネスのデジタル化といった観点から、何を必要とされているかにフォーカスしていきたいと考えています。私個人としての野望は、次世代のマーケターを鼓舞しインスピレーションをもたらしていく存在になりたいと思っています。