プロデューサーを務めた泊さんは「最初に村上さんからコンテを受け取ったとき、なんて軸の太い企画だろうと驚きました。締め切りまでかなりタイトな制作でしたが、なんとか形にすることができました」と振り返った。プランナー、コピーライターを務めた村上さんは「今回の挑戦にあたってたくさんのスタッフに協力いただき、この場で感謝を伝えたいです」と笑顔を見せた。
広告部門のグランプリは、一般社団法人ABJが展開した、漫画作品の海賊版を撲滅するキャンペーン「STOP!海賊版『ありがとう、君の漫画愛。』」のミュージックビデオに贈られた。企画制作は博報堂と博報堂プロダクツで、贈賞式にはABJの伊東敦さん、博報堂の井口雄大さん、木村拓哉さんが出席した。
(左から)最終審査員の川村真司さん、博報堂の井口雄大さん、ABJの伊東敦さん、博報堂の木村拓哉さん。
正規のルートで漫画を購入している読者に感謝を伝える企画で、楽曲はVaundyが担当。人気漫画61作品の映像と、各キャラクターのセリフを歌詞にしたオリジナル曲『ありがとう』を制作した。
クリエイティブディレクター、コピーライターを務めた井口雄大さんは「たくさんの漫画から歌詞やメロディーに合ったコマを探していくという、今思い出しても果てしない作業の連続。もう一度やろうとしてもできないかもしれませんが(笑)、そのような情熱を評価していただいたのかなと感じています。ある意味、青春と言えるような仕事でした」と振り返った。
協賛企業賞は14チームが受賞。協賛企業を代表し、Koala Sleep Japanのマーケティング部最高マーケティング責任者 尾澤恭子氏が贈賞を行った。同社の協賛企業賞を受賞したのは、電通の長田直さん、ハットの髙原春菜さん、山本甫さんらが制作した「悲劇のミュージカル」だ。
電通の長田直さん、ハットの髙原春菜さん、山本甫さんのチームにKoala Sleep Japanの協賛企業賞が贈られた。