『マツコの知らない世界』で「球場飯=ライオンズ」が定着
ベルーナドームで人気を集めているスタジアムグルメ
しかし、それだけでは足りません。ライオンズとして、他のチームを凌駕する圧倒的なコンテンツが必要です。そこで着目したのが、スタジアムグルメです。
前回お伝えしたように、ライオンズの本拠地「ベルーナドーム」のグルメは、ネットメディアの「ねとらぼ」で、12球団1位の評価をいただいていますが、世間に対しての認知度はそれほど高くありません。
そこでテレビを活用してイメージ形成に着手しました。テレビ局出身で、事業会社の広報やPR会社に身を置き、営業広報のスキルを有している広報部員がテレビ局への売り込みをしっかりやってくれました。そして、TBSの『マツコの知らない世界』の「スタジアムグルメの世界」の回(2023年7月4日)で、破格の扱いで取り上げていただくことができました。
#獅子まんま の愛称でファンの皆さんから親しまれる、12球団最大級の店舗数と商品数を誇る自慢のグルメ。
昨日放送の『マツコの知らない世界』でも取り上げられたベルーナドームのグルメを、選手たちにも食べてもらいました!
▼動画全容はこちらhttps://t.co/8w40ou5dwC#seibulions pic.twitter.com/19ByWj5lM6— 埼玉西武ライオンズ (@lions_official) July 5, 2023
さらに『美的』での掲載を成功させた若い広報部員は、全テレビ局の番組をチェックし、スタジアムグルメを紹介した番組があれば、番組ディレクターや識者にあらゆる手段を使ってコンタクトを取っていきました。その度にライオンズのスタジアムグルメの優位性を説明し、テレビ番組での露出を増やしていきました。
すべては「スタジアムグルメといえばライオンズ」という印象、空気をつくるためです。「せっかくベルーナドームまで来たんだから“獅子まんま”と呼ばれる球場飯を食べて帰ろうという」ビジターのファンや、野球にはあまり興味がないけれど、グルメを目的に足を運ぶ人も目につくようになりました。