――この先の20年間において、どのような変化が起きるか、どのような変化を起こすべきかについて、下記からテーマをひとつ選び、そのように考えた背景について、教えてください
- マーケティング: チャネル・流通・購買、消費・利用、および広告、メディアビジネス)
- クリエイティブ: 商品・プロダクトなどのサービスデザイン、コミュニケーションにおけるクリエイティビティ
- テクノロジー: マーテク、アドテクに限定せず、社会や個人の活動全体の可能性をひらき、生み出すもの
- サステナビリティ: 狭義の環境問題に限定せず、社会や個人の活動全体を維持改善していくもの
「マーケティング」です。現在、多くのユーザーからは「マーケティング」や「広告」という言葉や行為自体が、土足での売り込みやノイズ的な邪魔者というイメージになりつつあるように感じます。
ネット広告は基本的に誰もが自由に活用できる構造にある上に、直近は生成AIの進化もあり、このまま何もしなければ、詐欺広告の問題に見られるように悪貨が良貨を駆逐する構造が各分野で進んでしまう可能性が高いでしょう。
悪意を持った事業者によって、マーケティング業界全体が地盤沈下することのないように、大手広告主のリーダーシップによって業界の新しい秩序の構築が必須になると考えられます。
徳力基彦さんのAdverTimes.コラム
『アンバサダー視点のススメ』
新しい広告手法やテクノロジーが次々登場するネット広告業界では、ネット特有の発想から混乱や勘違いが生じがちです。しかし、ユーザー目線に立てば簡単に解決できることが多いのです。本コラムでは、企業の最大の応援団であるアンバサダーの視点から、デジタルマーケティングの誤解や手法を見直す方法を紹介します。