――この先の20年間において、どのような変化が起きるか、どのような変化を起こすべきかについて、下記からテーマをひとつ選び、そのように考えた背景について、教えてください
- マーケティング: チャネル・流通・購買、消費・利用、および広告、メディアビジネス)
- クリエイティブ: 商品・プロダクトなどのサービスデザイン、コミュニケーションにおけるクリエイティビティ
- テクノロジー: マーテク、アドテクに限定せず、社会や個人の活動全体の可能性をひらき、生み出すもの
- サステナビリティ: 狭義の環境問題に限定せず、社会や個人の活動全体を維持改善していくもの
「テクノロジー(マーテク、アドテクに限定せず、社会や個人の活動全体の可能性をひらき、生み出すもの)」
テクノロジーの進化の速度が、人間の常識を追い越しており、社会道徳や倫理を追い越している。特に、AI、バイオ、宇宙というフロンティアに関わるビジネス領域では、今までの倫理観では解決できない摩擦や社会問題が今以上に多発する可能性が高い。その時に、日本社会そして国際社会における新しい共通ルールを作るために、コミュニケーションの専門家が合意形成に際して担う役割は大きくなる。コミュニケーションの専門家は、テクノロジーの進化を追認するだけでなく、何が人間にとって幸福なのか?誰かを取り残していないのか?そういった視点を持つことが今以上に問われるだろう。
鈴木健さんのAdverTimes.コラム
51歳CD、お寺のブランディング・ディレクターになる
博報堂出身で、スマートニュースに転職したCDが、一身上の都合で独立し、東京と京都の2拠点生活を開始。そんなある日、西本願寺のブランディングの仕事の依頼が突然やってきて…!?かつて東京の築地本願寺の改革に取り組み、2023年から新たに西本願寺の経営改革を手がける安永雄彦氏とブラ ンディングに取り組んでいく過程を、リアルタイムでお伝えしていくコラムです。広告会社出身のCDが、その知見やスキルをどう社会に還元していくのか。その実践の一つとしても、読んでいただけるものになるはずです。