利用シーンの拡大狙うOOH ミツカン、アジフライと「味ぽん」のラッピング車両

AIによって裏付けされた相性の良さを周知

ミツカンは6月1日、長崎県松浦市の鉄道に調味料「味ぽん」のOOH広告を掲出した。アジの水揚げ量日本一を誇る松浦市で、松浦鉄道が運行する「アジフライの聖地 松浦号」の車両に、「味ぽん」とアジフライのラッピングを施した。AIによる測定の結果、アジフライと味ぽんの相性の良さが客観的な数値で証明されたため、同社は両者を組み合わせた企画を展開。「味ぽん」の利用シーンを拡大し、既存ファンの需要促進や新規ユーザーの獲得につなげる考えだ。6月1日に運行開始。期間は2025年5月下旬まで。

写真 グラフィック 掲出風景 「アジフライの聖地 松浦号」に掲載したOOH広告

「アジフライの聖地 松浦号」に掲載したOOH広告。6月1日に運行開始

長崎県松浦市は2019年4月に「アジフライの聖地」(2020年12月に商標登録)を宣言。アジフライを提供する飲食店の情報を載せた「アジフライマップ」や、アジフライに関するオリジナルグッズの展開などを実施している。

ミツカンは、松浦市とローカル鉄道の松浦鉄道、アジフライを製造する水産業者の三陽(福岡市)とのコラボを企画。黄色のラッピングを施された車両には、アジフライに「味ぽん」をかける様子が描かれ、相性抜群であることを強調している。シズルと擬音語で食感をイメージしやすいように工夫を施したという。

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