博報堂プロダクツ「企業のサステナビリティコミュニケーションに関する調査2024」実施

社内外に向けた施策の「課題」と「ポイント」

サステナビリティ推進における課題と「内部」と「外部」に分けて調査している。

課題については、「内部課題」で最も多かったのは「社内のノウハウが不足」(34.7%)であり、「取り組みが事業成長につながらない」(30.0%)、「取り組みの効果測定が不十分」(28.3%)と続いた。

「外部課題」については、「コミュニケーション施策がバラバラ」(32.3%)が最も多い結果に。「人材確保につながらない」(29.0%)、「顧客を巻き込んだアクションへの賛同が得られない」(28.8%)が続いた。

また、コミュニケーションのポイントについても「社内向け」と「社外向け」で分けて調査。

サステナビリティ推進に関する「社内向け」コミュニケーションを、より魅力的で効果的なものにするために重視したいポイントのTOP3は、1位「一般社員の認知・理解促進」(38.8%)、2位「一般社員の行動促進」(37.7%)、3位「マネジメント層の行動促進」(35.3%)となった。

「社外向けコミュニケーション」については、「これからの社会における自社の存在意義を明確にして伝える」(41.1%)が最も多くの回答を集め、パーパスへの意識が強まっていることがうかがえる。また、「SDGsウォッシュ」「Z世代」といった、次世代や規制強化に向けたコミュニケーション施策を重視しようとする傾向も見てとれる。

社内施策への注目が集まる

今後注力したい施策については、半数以上が「総合的なサステナビリティコミュニケーション計画の策定」(54.8%)と回答。「社内研修」(28.3%)、「社内イベント」(24.6%)、「社内コミュニティ形成」(23.4%)などの、社内施策へのニーズも高まる結果となった。

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