「『我が家の忙しい朝』について、チームで経験談を話していると、どこの家庭でも非常に似たようなドタバタが起こっていることがわかりました。その事実こそが、忙しい共働き家族に『うちだけじゃないんだ』と勇気を与えられるのではと考えて『子育て家庭の朝の過ごし方調査』を実施。調査PRで数字(ファクト)をもとに左脳に訴えかけながら、調査で共感の高かったエピソードをたくさん盛り込んだエンターテインメントで右脳に訴えてかけていく方針が決まりました」(井戸氏)
そこで今年は、昨年つくった「忙しい共働き世代の朝を全肯定する」というコンセプトを動画化。実際に子育てをしているインフルエンサーや全国の人々から意見を集めた中から出てきた30個のドタバタエピソードを、動画内に詰め込んだ。
「こだわったのは、舞台のディテールにおけるリアリティ感。小道具含め、実際に子育てしているスタッフが持ち寄って美術をつくりあげています。前半のドタバタを共感ある形で描きながら、後半部では朝に寄り添う製品の存在を『騒がしくて愛おしい、すべての朝に。』というメッセージで結びつけています」(コピーライター 小川祐人氏)
今年はWebムービーでの制作のため、エピソードに音とストーリーが付き、よりリアルに朝のドタバタを体感できる内容になっている。
「新聞ではできなかった、長女が起きてくるまでの(おそらく)数分間に起こった朝のバタバタをハイスピードで大げさに描いています。それは、とってもテンパっていて、でも愛しくて笑える時間をエンターテインメントに昇華するチャレンジでした。ラストのエピソードのエンドロールを入れた演出も、そういう意図からです。
あとは、リモコンを踏んでしまってテレビの音が大きくなったり、スマホのアラームだったり、朝のバタバタの音の要素を見つけ出し、丁寧に描いていきました」(アートディレクター 玉置太一氏)
特設サイトでは、Webムービーの中に登場する30のネタをアンケート結果とともに紹介している。
スタッフリスト
企画制作
電通、東北新社、プラチナム
CD
井戸真紀子
AD、企画
玉置太一、山田清勢
C、企画
小川祐人
コミュニケーションプランナー
三戸健太郎、宝田知隼
AE | 福地秀基、山田彩未 |
CPr | 栗川愛子 |
Pr | 澤辺翔太、宇野木幸太郎 |
PM | 石井慶次郎 |
演出 | 出村拓也 |
撮影 | 小竹康方 |
照明 | 大竹均 |
美術 | 井上健吾 |
Cas | ヤマウチトモカズ、坂本紀江(動物) |
ST | 赤石侑香 |
HM | スズキミナコ |
音楽 | Erik Reiff |
編集 | 平澤里奈(オフライン)、吉田雅也(オンライン) |
カラリスト | 亀井嘉郎 |
PR Director | 濱村裕也 |
PR Planner | 森脇華、尾之内拓海、川口瞬、角本栞、川畑めい |