メディアはなんでもかんでもビジネスありきで入らない方がいい(恩納力)

「AdverTimes.(アドバタイムズ/アドタイ)」は2024年6月に20周年を迎えました。2004年に新聞として創刊、2010年からオンラインがスタートし現在に至ります。
20周年の節目に際し、これまでのコラム執筆者の皆さんから寄せられた、それぞれの領域における「これまでの20年とこれからの20年」を紹介します。

恩納 力氏

(AbemaTV)

――これまでの20年間で、ご自身のお仕事の領域や関心領域において、エポックメイキングだったと思われることはなんですか

現在は情報ニュースサイト「ABEMA TIMES」で編集をやっています。キャリアとしては2004年(アドタイと同じ!)からネット業界にいて、様々なWebメディアに携わりました。

エポックメイキングだった出来事は、個人的な話にもリンクするのですが、2016年、AbemaTV(現ABEMA)開局に立ち会えたことです。時代を変えるサービスに関われることってあまり経験できないので。

何より一番尊敬している社長の藤田晋とご一緒できたのが光栄ですし、嬉しかったです。きっと名前も覚えてもらってます。ただの自慢です。すいません。もう思い残すことはないです。

――現在のご自身のお仕事の領域において、最も関心を寄せる/寄せられるべき課題は何だとお考えですか

Webメディアは2006年頃に出始めて、2010年前後にピーク、2017年頃にバブルが弾けたかな?と。ずっと現場にいて見てますが、素晴らしくはないんですが、憂うべき状況でもないです(笑)。

なので、改めてどのようなWebメディアが残っていくか?楽しみです。老舗メディアは20年経とうが今も元気なので、それが本質かなとも思います。ABEMAも多くの方に使ってもらえていれば最高ですね。

ただ、未来のWebメディアを取り巻く環境は大きく変化すると思います。読者は高年齢化してるし、プラットフォームもどうなっていくか? SNSもフェイクニュースも危険だし……結局、人の問題も大きいので複雑ですね。


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