「マス」から「個」へパラダイムシフトの本質見極め、新しいPRを追求(片岡英彦)

――この先の20年間において、どのような変化が起きるか、どのような変化を起こすべきかについて、下記からテーマをひとつ選び、そのように考えた背景について、教えてください

  • マーケティング: チャネル・流通・購買、消費・利用、および広告、メディアビジネス)
  • クリエイティブ: 商品・プロダクトなどのサービスデザイン、コミュニケーションにおけるクリエイティビティ
  • テクノロジー: マーテク、アドテクに限定せず、社会や個人の活動全体の可能性をひらき、生み出すもの
  • サステナビリティ: 狭義の環境問題に限定せず、社会や個人の活動全体を維持改善していくもの

2040年代、サステナビリティの追求は、人類の生存をかけた至上命題となります。AIによる管理の徹底で、個人の自由は制限され、画一的な生き方を強いられるでしょう。化石燃料は禁止、シェアリングは義務化、プライバシーや所有の喜びは失われつつあります。

環境に適合しない企業は排除され、経済は停滞。イノベーションは鈍化し、社会の活力は失われます。自然との共生を重視するあまり、都市開発や産業振興は制限され、生活の質は低下していきます。

移行期の混乱や対立、地政学的リスクも深刻化。果たしてこれが本当の持続可能性なのか。理想と現実のバランスを模索し、人間性を尊重する社会を目指す努力が求められています。


片岡英彦さんのAdverTimes.コラム

 

片岡英彦のMPR(Marketing PR)な人々

商品、ブランド、企業などを「攻めのPR」で売り込んでいくためには、SNSなどのコミュニケーションツールをどう使いこなすかという「戦術」以前に、基本となる「戦略」が重要です。戦略には必ずお決まりの「型」があります。この「型」を知ること、(そして、時々、試しに破ってみる、やんちゃ心)がPR戦略の醍醐味でもあります。このコラムでは、こうしたマーケティングPRの「型」を(恐らく無意識のうちに)実践した人々を「MPR(Marketing Public Relation)な人々」と勝手に命名し、深読み&考察をします。

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