「通常、マスコミュニケーションでは、テレビCM(15秒)の企画を考えて、Webバンパー(6秒)などのデジタル素材は、テレビCMをカットダウンしてつくることが多いと思います。ある意味、テレビCMを最重要視視したクリエイティブ開発といえます。それを今回は逆転させて、6秒という認知獲得に効く秒数を、クリエイティブの一番重要な単位にして、表現していくことに決めました」(プランナー 大澤希美恵氏)
そしてキャラクターとして選ばれたのが、菅田将暉さんだ。歌手としても活躍しており、歌に誠実さ、説得力があるという視点から、今回キャスティングされた。
「『カーボンニュートラル』という規模の大きな話だからこそ、押し付けがましくなく、自然なニュースとして届けたいと思いました。菅田さんには、企業の代弁者ではなく、あくまで一人の生活者として疑問に感じることをつぶやいてもらうようお願いしました。さらに、ヤマト運輸の代名詞でもあるセールスドライバーさんに、親しみをもっていただけるようチャーミングに演出しつつ、このサービスへの本気感や熱量も表現しました」(コピーライター・CMプランナー 岩田泰河氏)
CMのみならず、グラフィックでも菅田さんが歌う姿とサウンドロゴの楽譜、そして、「カーボンニュートラル配送」のロゴをフィーチャーしている。
「サウンドロゴをメインにした企画だったので、それが一枚の絵でも伝わるように、穏やかな表情で歌う菅田さんを優しく温かみのあるトーンで表現しました。ロゴだけでなく楽譜もレイアウトすることで、『カーボンニュートラル配送』を音とロゴのセットでより多くの方に認知してもらえるよう制作しました」(アートディレクター 永井淳也氏)
本CMはテレビでのオンエアの他、YouTube、Instagram、オンライン広告でも展開中だ。