「サービスの未来を見据えた言葉が集まった」 TOPPANエッジの『宣伝会議賞』活用例

中高生部門はタイパを意識した作品が多かった

一般部門の課題は「“AIRPOST”を検索したくなる、『動画広告内でキャラクターが言うセリフ』のアイデア」だ。「今回の目標のひとつに、“ファイナリストに残る作品を書いてもらいたい”ということがありました。『AIRPOST』が提供する住所変更や口座振替の申込といった機能や、利用メリットのいずれかに絞ったお題にすると、応募の間口が狭まることも想定されるので、あえてサービス全体に興味をもってもらえるような課題にしています。また、そもそも応募者の方に興味をもってもらうにはどうしたらいいか。“キャラクターのセリフ”を考えるという課題広告で目を引きながら、応募意欲を高めるためにも、実際に広告に活用することを明記しました」。

その結果、目標通り、コピーライターによる一次審査から四次審査を経たファイナリスト24作品中2本が同社の作品に。さらに見田英樹さんの字コンテ作品「タイムリープ」篇がシルバーとして表彰された。

そして中高生部門の課題は「手続きをめんどくさがる人に、エアポス斗が言いそうな言葉のアイデア」。一般部門同様“セリフ”の形で表現するような課題だ。「面倒な手続きは早く終わらせて、自分の趣味や好きなことに時間を使った方がいい…という、昨今のタイパを意識した作品が非常に多いと感じました。また“ファストパス”や“Uber Eats”といった、中高生らしい固有名詞が出てきたのも、一般部門とは異なる点でした」と野田氏は振り返る。

また中高生部門では、山本詩絵さんの作品「引越しの一番の荷物は、個人情報です。」がグランプリに選ばれた。両部門ともに協賛企業賞は1月中旬までに決定していたが、中高生部門の最終審査会は2月上旬。受賞報告を受け急遽、追加で動画を制作したのだという。

一般部門 協賛企業賞(千葉裕之さんの作品)

イメージ 一般部門 協賛企業賞(千葉裕之さんの作品)

【本人確認 篇】
No.1エアポス斗:こんにちは。面堂草男さんですか?
No.2会社員:はい、そうですよ。
No.1エアポス斗:失礼。面堂草男さんですよね?
No.2会社員:え?そうですって(イラッ)
No.1エアポス斗:ところで、面堂草男さん・・・・・・
でしたよね?
No.2会社員:そうだよ!何回聞くんだよ!(怒)
No.1エアポス斗:なーんて、引っ越し手続きのたびに
行う本人確認も、AIRPOSTなら
スマホで1回で済みますよ。
No.2会社員:はじめからそう言えよ!!!

中高生部門 協賛企業賞(山田悠希菜さんの作品)

イメージ 中高生部門 協賛企業賞(山田悠希菜さんの作品)

中高生部門 グランプリ(山本詩絵さんの作品)

イメージ 中高生部門 グランプリ(山本詩絵さんの作品)
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