「人の心を動かす」クリエイターの仕事は変わらない(なかじましんや)
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――この先の20年間において、どのような変化が起きるか、どのような変化を起こすべきかについて、下記からテーマをひとつ選び、そのように考えた背景について、教えてください
- マーケティング: チャネル・流通・購買、消費・利用、および広告、メディアビジネス)
- クリエイティブ: 商品・プロダクトなどのサービスデザイン、コミュニケーションにおけるクリエイティビティ
- テクノロジー: マーテク、アドテクに限定せず、社会や個人の活動全体の可能性をひらき、生み出すもの
- サステナビリティ: 狭義の環境問題に限定せず、社会や個人の活動全体を維持改善していくもの
「デザイン」も「クリエイティブ」も相手が人である以上、「人の心を動かすモノやコトが重要である」という点は未来永劫変わらないと思います。作るための技術、手段はこれまでのようなアナログの手法のほかにコンピュータテクノロジーによる人工知能を駆使したデジタルの手法が加わり、表現の選択肢は大幅に拡がるでしょう。しかしゴールはあくまで「人の心」。深い想像心を持って人の心に誠実に向き合い、丁寧に作り上げていくという我々クリエイターの仕事は永久に変わらないと思います。
なかじましんやさんのAdverTimes.コラム
数多くのヒットCMを世に送り出し、あらゆる現場と時代の荒波を乗り越えてきた筆者によるテレビCM論。広告制作の現場に飛び込んではや40年。広告業界との不思議な縁から、15秒、30秒にかけるCMディレクターの仕事、映像表現の進歩とクリエイティブの変化、メディア環境の激変とテレビCMのこれから……。スマホ時代、お茶の間に話題を提供し続けてきたCMはどこへ向かうのか。切れ味鋭くお届けします。
なかじましんや(CMディレクター)
1959年福岡県生まれ。1982年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業後、東北新社入社。83年CMディレクターとしてデビュー。主な仕事に、日清食品カップヌードル、ホンダステップワゴン、サントリーDAKARA/燃焼系アミノ式/伊右衛門、リクルートAirPAY/AirWORK、積水ハウス 企業CMなど。「カンヌ国際広告祭(現カンヌライオンズ)」グランプリ、「米IBA」最高賞など受賞多数。一方で東北新社の取締役、専務、副社長、社長を歴任したのち、2022年6月に退任。現職は顧問/エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター。東北新社のクリエイティブユニット「OND°(オンド)」を窓口に、CMディレクターとして活躍中。現在は東北新社グループ以外の制作会社の案件も受けられる体制を整えている。後進の育成にも力を入れており、宣伝会議のコピーライター養成講座やCMプランニング講座等で講師を務めている。東京ADC会員、武蔵野美術大学客員教授。
1959年福岡県生まれ。1982年武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科卒業後、東北新社入社。83年CMディレクターとしてデビュー。主な仕事に、日清食品カップヌードル、ホンダステップワゴン、サントリーDAKARA/燃焼系アミノ式/伊右衛門、リクルートAirPAY/AirWORK、積水ハウス 企業CMなど。「カンヌ国際広告祭(現カンヌライオンズ)」グランプリ、「米IBA」最高賞など受賞多数。一方で東北新社の取締役、専務、副社長、社長を歴任したのち、2022年6月に退任。現職は顧問/エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター。東北新社のクリエイティブユニット「OND°(オンド)」を窓口に、CMディレクターとして活躍中。現在は東北新社グループ以外の制作会社の案件も受けられる体制を整えている。後進の育成にも力を入れており、宣伝会議のコピーライター養成講座やCMプランニング講座等で講師を務めている。東京ADC会員、武蔵野美術大学客員教授。
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