「AdverTimes.(アドバタイムズ/アドタイ)」は2024年6月に20周年を迎えました。2004年に新聞として創刊、2010年からオンラインがスタートし現在に至ります。
20周年の節目に際し、これまでのコラム執筆者の皆さんから寄せられた、それぞれの領域における「これまでの20年とこれからの20年」を紹介します。
20周年の節目に際し、これまでのコラム執筆者の皆さんから寄せられた、それぞれの領域における「これまでの20年とこれからの20年」を紹介します。
――これまでの20年間で、ご自身のお仕事の領域や関心領域において、エポックメイキングだったと思われることはなんですか
UNIQLOのような日本企業が、競合がひしめく欧米やアジアの市場に果敢にチャレンジし、自らの企業理念や活動の在り方、製品のクオリティや働き方のマネジメント、更にはサステナビリティ領域での自己変革までを、世界の先進企業に負けないレベルまで高めていくというダイナミックな成長プロセスに、自分自身が多少なりとも関わらせていただき、そのもの凄いスピードの大変化を間近で体感できていること。
――現在のご自身のお仕事の領域において、最も関心を寄せる/寄せられるべき課題は何だとお考えですか
一番関心がある領域は、やはり“サステナビリティ”の領域です。なぜなら、先進国であれ途上国であれ、金持ちであれ貧乏であれ、動物であれ植物であれ、地球上のあらゆる存在が、<桁違いの気候変動>が原因と考えられる巨大災害や環境悪化や資源の収穫量低下等々の、顕著な<負の影響>を受けているからです。
これらの難題は、企業や行政や個人がコツコツと省資源やリサイクルに取り組むといった小さな対処法では、到底解決できないレベルに達しており、今こそ従来とは異次元の<桁違いの発想とその実現>が求められているのだと思います。
それは、大きな智慧とも呼ぶべき、大スケールで科学的な裏付けをもった統合的なクリエイティビティではないかと考えています。