本質からの変革を起こす、真のクリエイティビティを(白土謙二)

――この先の20年間において、どのような変化が起きるか、どのような変化を起こすべきかについて、下記からテーマをひとつ選び、そのように考えた背景について、教えてください

  • マーケティング: チャネル・流通・購買、消費・利用、および広告、メディアビジネス
  • クリエイティブ: 商品・プロダクトなどのサービスデザイン、コミュニケーションにおけるクリエイティビティ
  • テクノロジー: マーテク、アドテクに限定せず、社会や個人の活動全体の可能性をひらき、生み出すもの
  • サステナビリティ: 狭義の環境問題に限定せず、社会や個人の活動全体を維持改善していくもの

サステナビリティの領域においては、今の社会に多く見られる表層的で小さな取り組みの積み重ねでは決して解決できないほどに環境や社会の課題は深刻化しています。

日本でも、SDGsのバッジを襟に着けているビジネスマンをよく見かけますが、そのバッジを生み出す大本になった国連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」という文書を、どれだけの人たちが、ちゃんと読んでいるのでしょうか。

その表紙の一行目には「Transforming our world=我々の世界を変革する」というタイトルが明記されています。<これまでのやり方を全部変えるぞ!>という覚悟と勇気を持たずに、ただバッジを付けているだけでは世界は変えられません。

表層ではない、本質からの変革を起こす、真のクリエイティビティをどう生み出していくかが、今後20年で最も重要なイシューになると思っています。


白土謙二さんのAdverTimes.コラム

プレゼンテーションの奥義

数々の“伝説のプレゼン”のエピソードを持ち、人をあっと驚かせるような多彩なプレゼンスタイルを持つ著者が、それを生み出す「哲学」と「奥義」を語ります。広告表現から商品開発、企業戦略へと活躍する領域が拡大しても、そのベースにあるものは、全く変わらない。“プレゼンはエンターテインメントだ”と考える著者がこれまで開発してきた作法を、初めて公開します。

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