寝間着と睡眠の関係性を伝える動画を全国店頭で公開
ユニクロは6月6日、着心地と速乾性が特長のインナーやTシャツをそろえる「エアリズム」を就寝時のパジャマとして訴求する「エアリズム 夏パジャマキャンペーン」を開始した。速乾性と睡眠の質の関係性に着目し、夏場の寝間着としてエアリズムを着用する新習慣を定着させる考え。国内全店の売り場やWeb上の特設ページでは速乾性をアピールする実験動画などを公開し、睡眠におけるパジャマの重要性を周知する。イラストレーターの酒井以氏が描き下ろしたイラストのPOPも展開。パジャマとして最適な機能を備えた「エアリズムセット」4商品を提案し、年齢や男女問わず訴求していく。
6月6日の発表会ではゲストとしてお笑いタレントの横澤夏子氏が参加
同社が20~60代の男女計1000人に行った調査では、夏の睡眠に対する満足度は40.7%で、ほかの季節に比べて低いことが明らかになった。一方、睡眠時に着用する衣類に関心を持っている人は25.1%で比較的低い結果となった。
夏の寝間着として使用している衣類は「パジャマ」(36.6%)、「Tシャツ」(70.2%)で、Tシャツを最も着ている人のうち、3人に1人が10年以上同じTシャツを着て寝ていることも分かった。快眠と関連するジャンルのうち「布団・マットレス」(68.0%)、「枕」(66.3%)、「入浴」(49.3%)への関心が高い一方、「パジャマ」は35.4%にとどまった。寝間着によって睡眠の質が変わる可能性があることを知らない人は73.7%にのぼる。
高湿度になりやすい夏は睡眠の質が低下しやすい。本キャンペーンにおいて実験の監修などを担った東京疲労・睡眠クリニックの梶本修身院長は「質の良い睡眠を取るためには睡眠中の脳の温度を下げることが重要」と解説する。そのためには部屋の温度を下げるほか、発汗が必要だという。蒸し暑い部屋では汗が蒸発しないため、深部体温が下がりにくいことから、体温調節しやすい寝間着選びが夏の快眠に重要だ。梶本氏はTシャツよりも速乾性が高いパジャマを着用することが睡眠の質向上につながると説明した。