マクドナルドのWeb動画「ティロリミックス」ギャラクシー賞CM部門大賞に

放送批評懇談会は5月31日、第61回ギャラクシー賞の贈賞式を行い各部門の大賞作品などを発表した。「CM部門」の大賞には日本マクドナルドによるマックフライポテトのWeb動画「ティロリミックス|YOASOBI 『群青』× Vaundy『花占い』」篇が選出された。

イメージ Web動画「ティロリミックス|YOASOBI 『群青』× Vaundy『花占い』」篇
 

「ティロリミックス」は店舗でマックフライポテトが揚がった時に聞こえる「ティロリ」という音をマクドナルドのブランド資産と捉え、マッシュアップした楽曲やMVなどを制作する取り組みで2023年にスタートした。

2年目となる本作は、YOASOBIの『群青』とVaundyの『花占い』をリミックスした新たなミュージックビデオ、全国の若手アーティストとコラボレーションした「アー写にポテトプロジェクト」、そしてその2つを体感できる渋谷でのポップアップイベントの3つを展開した。

CM部門はテレビCM・ラジオCM・Web CMが対象となる。前回(第60回)からWeb CMが選考対象に加わり、Web CMからの大賞受賞は初となる。上期 130本、下期 156本、計 286本の応募があった。内訳はテレビ CM 125本、ラジオCM 71本、WebCM 90本。

CM部門委員長の家田利一氏は「テレビ視聴の平均年齢は以前から上がっており、メディアの環境にさらなる変化を感じている。応募の傾向を見ても、それに合わせるように、Web CM に力を注ぐ企業が増えていると感じた。昨年度のWeb CM の応募枠の新設は時代の流れに合ったタイミングだったように思う」とコメントした。

ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、優秀番組・個人・団体を顕彰するため1963年に創設。審査は同会会員から選ばれた選奨事業委員会が担当している。CM部門のほかテレビ部門、ラジオ部門、報道活動部門がある。


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