これからの時代は、テクノロジーにもっとクリエイティブが必要になる(佐々木康晴)

――この先の20年間において、どのような変化が起きるか、どのような変化を起こすべきかについて、下記からテーマをひとつ選び、そのように考えた背景について、教えてください

  • マーケティング: チャネル・流通・購買、消費・利用、および広告、メディアビジネス)
  • クリエイティブ: 商品・プロダクトなどのサービスデザイン、コミュニケーションにおけるクリエイティビティ
  • テクノロジー: マーテク、アドテクに限定せず、社会や個人の活動全体の可能性をひらき、生み出すもの
  • サステナビリティ: 狭義の環境問題に限定せず、社会や個人の活動全体を維持改善していくもの

「クリエイティブ」ではなく、あえて「テクノロジー」というテーマを挙げます。これまでの技術は不可能を可能にする、大変だったことを楽にする、という目的で作られてきたわけですが。もう大抵のことが可能になり、性能や効率はだいたい達成できた。とするとこのあと20年でどういうテクノロジーが必要になるのか。一つ前の質問に近いですが、これからは一見無駄なようで心が暖まる技術とか、無くてもいいけどそばにいてほしいテクノロジー、みたいなものが求められる。すなわち、テクノロジーにもっとクリエイティビティが必要になる。そんな時代になれば、再び日本のテクノロジーも世界と戦えるようになるのではないかと、妄想しています。


佐々木康晴さんのAdverTimes.コラム

『NYクリエイティブ滞在記』

多くのヒットキャンペーンを手掛けた電通のクリエーティブディレクターで、9月から米国法人および同社グループのMcGarry Bowenに赴任する筆者が、米国のクリエイティブやメディアの最新事情、日米のクリエイティブ観の違いなど、現地から生の情報を紹介します。

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