オープン1カ月で目標の3割以上が来場 没入型のコンセプトショップ、アサヒビール

没入感のある世界観で若者に人気

アサヒビールが4月にオープンした「アサヒスーパードライ」のコンセプトショップ「SUPER DRY Immersive experience」(東京・銀座)の来場者数が約1カ月で、目標3万人の3割以上となる1万人を超えた。来場者の男女比率は半々で、若者向けのタイアップ企画が奏功し、20~30代の来店も多い。インバウンドの来店も全体の15%を占めている。店内ではスーパードライの世界観を再現したアトラクションで没入感を演出。同社の教育を受けたエキスパートが監修した最高品質のスーパードライや、氷点下で提供する「スーパードライ エクストラコールド」を提供しており、「いままで飲んだビールの中で一番おいしい」といった声が寄せられている。

パース・イメージ 店舗・商業施設 「アサヒスーパードライ」のコンセプトショップ「SUPER DRY Immersive experience」

地下1階で実施する「J-Rock ON!!」とのタイアップイベントと期間限定のオリジナル泡アート(イメージ)

コロナ禍明けでリアルな場の需要が高まっていることや、没入型のコンセプトショップという話題性が来場を促したとみている。「辛口のうまさ」を表現した没入感のある世界観の中で、高品質のスーパードライを楽しめるという価値提供も好調の要因だとしている。マーケティング担当者は「オープン前日からお客さまに注目されていた」と話す。

スーパードライの世界観を演出するため、店内ではビール缶を模した乗り物に乗るアトラクション「スーパードライ ゴーライド」を設置している。元々はアサヒビール茨城工場や吹田工場に併設されている「ミュージアム」の人気アトラクションで、来店客からは「想像以上に楽しい」と評価されている。


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