東映アニメーションが『ONE PIECE』テレビアニメ放映25周年を記念し、ラスベガスのエンタテインメント施設「Sphere」の外周ビジョンでの映像放映を開始した。期間は6月10日~16日(現地日程)の一週間。作品の主⼈公、モンキー・D・ルフィをはじめとしたキャラクターたちが続々と登場するスペシャル映像を上映している。
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
Sphere Entertainment社が運営する「Sphere」は、2023年9 ⽉に開業されたアメリカ・ラスベガスにある球体型の複合アリーナ施設だ。
⾼さ約112m、幅約157mの世界最⼤級の球体アリーナの外壁はLEDスクリーンで覆われ、16万個以上のスピーカーが埋め込まれており、没入感のある映像を放映。日立製作所の米国子会社であるHitachi Vantaraのデータ処理ソフトウェアが、高解像度のストリーミングを可能にしているという。同外周ビジョンは広告媒体として販売され、これまでNBAやIBM、コカ・コーラ、Netflix、ソニーなどが出稿してきた。
今回放映される『ONE PIECE』スペシャル映像は新たに描きおろされた絵や映像によって構成されており、期間中1時間に約2回、90秒間の映像が流れる。
また6⽉11⽇の19:00〜23:00(現地時間)の4時間は、同映像が独占放映された。
11日の『ONE PIECE』ジャックの様子。©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
街が薄暗くなるにつれて「Sphere」近隣のビュースポットには、コスプレしたファンや、歓声を上げる熱狂的なファンが集まり、ラスベガスの街⼀体が『ONE PIECE』ムード⼀⾊に。ラスベガス市内のワンピースカフェにも、「Sphere」での放映を待つファンが集ったという。