フロンテッジは6月14日に定時株主総会を開き、代表取締役社長に島田浩太郎(しまだ・こうたろう)執行役員が就任した。クリエイティブ出身で社長就任後もCCO(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)を兼任する。高瀬竜一郎社長は代表権のない会長に就いた。
島田氏は広告制作会社を経て、1995年にフロンテッジ前身の東急エージェンシーインターナショナルに入社。コピーライターを経て2003年からクリエイティブディレクター、2019年エグゼクティブクリエイティブディレクター、2022年からソリューションクリエイティブディビジョンの執行役員。北海道出身。
フロンテッジはソニーグループが60%、電通グループが40%出資する広告会社。株主であるソニー、電通出身者以外の社長就任は初めて。
同社は従来型の広告に留まらないコミュニケーションに事業領域を広げ、顧客の企業価値向上に貢献する方針を掲げている。島田氏の社長選任について同社は、「培ってきたクリエイティビティを全社経営にも生かし、フロンテッジがユニークな進化・成長を遂げるためのリーダーシップを発揮することを期待している」とコメントした。
フロンテッジ役員人事(2024年6月14日付)
取締役会長 高瀬 竜一郎(代表取締役 兼 執行役員社長)
代表取締役 兼 執行役員社長 兼 CCO 島田 浩太郎(執行役員)
取締役 兼 執行役員副社長 三澤 英樹(執行役員)
取締役 兼 執行役員副社長 手島 淳元
執行役員 兼 CGO 村上 知紀(執行役員)
執行役員 森田 共美
退任 藤木 敬久(代表取締役 兼 執行役員副社長)