――この先の20年間において、どのような変化が起きるか、どのような変化を起こすべきかについて、下記からテーマをひとつ選び、そのように考えた背景について、教えてください
- マーケティング: チャネル・流通・購買、消費・利用、および広告、メディアビジネス)
- クリエイティブ: 商品・プロダクトなどのサービスデザイン、コミュニケーションにおけるクリエイティビティ
- テクノロジー: マーテク、アドテクに限定せず、社会や個人の活動全体の可能性をひらき、生み出すもの
- サステナビリティ: 狭義の環境問題に限定せず、社会や個人の活動全体を維持改善していくもの
クリエイティブ
激動と感じるか、不変と見立てるか。現在も続く長い過渡期の先に待つ未来は、希望なのか絶望なのか。途上で発生する変化はあくまで表層なのかも知れないとも思います。たとえばコンパクトディスクが無くなっても音楽は無くなりません。人は人を思い、強く優しく、生きる力を求め続けます。最新のテクノロジーは数ヶ月で過去のものとなる。若い人もすぐ古くなります。「最も個人的なことが、最もクリエイティブである。」、マーティン・スコセッシ監督の言葉はやはり一つの大きな示唆の一つなのではないでしょうか。
箭内道彦さんのAdverTimes.コラム
『箭内さん!聞かせてください。今日このごろと、広告のこれから。』
風とロック クリエイティブディレクターの箭内道彦さん。広告クリエイティブを軸としながら、フリーペーパー「月刊 風とロック」を編集したり、ロックバンド「猪苗代湖ズ」として活動したり、4月には「福島県のクリエイティブディレクター」に就任するなど、“ちょっと変わった”取り組みの多いクリエイターでもあります。このコラムでは、そんな箭内さんの経歴や現在の取り組みを通じて、広告クリエイターが抱える課題や可能性、そして広告・クリエイティブ界のこれからを考えます。