社内でのアカウント認知拡大のきっかけに
――その後の交流についても教えてください。
AOKI:当時はまだXの担当に着任してから日が浅く、他社さんのアカウントを見ながら学び、最初の接点から約1年半後の2022年6月に私からわかさ生活さんに「何か一緒に交流できませんか?」とご連絡して、直接お会いすることにつながりました。
わかさ生活:私が東京出張のタイミングでAOKIさんの本社にお邪魔しました。その頃には、私が他社さんの入り口で鍵を閉められて入れない「開けて」の投稿がバズる傾向にあったので、この時もAOKIさんに鍵をしめてもらっています。
AOKI本社で交流した際の両社の投稿。
AOKI:AOKIの「怖いので鍵閉めちゃいました」の投稿は「いいね」が3.1万、インプレッションが261万を超えており、非常に注目を集めました。オーガニックの投稿でここまで反響があることはあまりないので、とても驚きましたね。こちら以外にも当社は本社の下が店舗になっているので、店舗でマネキンと並んで写真を撮って投稿していただきました。
わかさ生活:AOKIさんのスーツを着ていたので、並ばせてもらいました。この時にネクタイをプレゼントしていただいたので、その写真も投稿し、これらの一連の交流でわかさ生活はフォロワーが約2000人増えました。
わかさ生活が投稿したAOKIとの交流の様子。
――AOKIさんは当時、他社アカウントと積極的に交流はしていなかったと思うのですが、わかさ生活さんとの交流により何か変化はありましたか。
AOKI:社内からの反響も大きかったことが印象的でした。それまでXでは、キャンペーン情報や商品情報などを発信することが多く、“中の人”の存在を日常的に感じるような投稿をあまりしていなかったので、社内でのアカウントに対する認知度が高まり、より応援してもらえるようになった出来事だったと思います。
わかさ生活:AOKIさんは当社と比較すると持っているブランドも多いですし、タレントさんを起用したキャンペーンなども実施されており、投稿する情報にかかわる人数も多いので配慮する事項もたくさんあるかと思います。社内の方が応援し、協力してくれることは重要ですよね。
AOKI:今後も社内の協力を得ながら、見た人にAOKIに対して親近感を持っていただけるような投稿を心掛けていきたいです。