マイナビが運営するアルバイト情報サイト 『マイナビバイト』が、今年3月末に開始した「座ってイイッス PROJECT」が反響を呼び、徐々に広がりを見せている。
このプロジェクトは、スーパーやドラッグストアなどのレジアルバイトに従事する多くの人にとって隠れた悩みの種になっている、店頭での “立ちっぱなし”問題の解決を目指したもの。椅子に座ることができるアルバイトを増やすことによって、従業員・雇用主双方にとっての快適なアルバイト環境を整備していく取り組みだ。『マイナビバイト』が主体となってプロジェクトを立ち上げ、現在までにその考えに共感した企業に導入が進んでいる。
座ってイイッスPROJECTのプロジェクトムービー
このプロジェクト立ち上げのきっかけを、クリエイティブディレクター 原口亮太氏は次のように話す。
「数年前に海外へ行った際に、店舗のレジで椅子に座って働いているスタッフを見かけ、それが自然に受け入れられていることに、小さなカルチャーショックを受けました。他にも昼休憩で『◯◯時に戻るわ』という札だけをかけて閉めている店なども…。その自由な風土やスタッフが楽しそうに働いていると姿は純粋に良いなと思っていました。
その後、仕事で求人広告に携わる中で、日本にある『レジ=立ち仕事』いう固定概念を変えることはできないか?と考えたことがきっかけとなりました」
バイトスタッフを抱える多くの企業を巻き込む必要があると考え、原口氏はコピーライターとアートディレクターと一緒に企画を練りあげ、「マイナビバイト」に「座ってイイッス」というプロジェクトを自主プレゼン。その結果、興味を持ってもらい、実現に向けて進み始めた。