アトレ、梶裕貴の館内アナウンスで来店促進 新規顧客獲得に課題で

本記事は月刊『販促会議』6月号に掲載されている、最新の販促アイデア、テクニックを一挙紹介する連載「Idea&Techniques」の転載記事です。
 
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アトレは3月15日から4月28日まで、スプリングキャンペーン「はじめまして、アトレです。」を開催した。

期間中は、恵比寿や吉祥寺など対象のアトレにて、声優の梶裕貴氏による館内アナウンスを実施。映画のはじまりやテーマパークに入った瞬間のようなワクワクする雰囲気を演出した。

アトレ公式LINEでは、トーク画面で指定のキーワードを入力すると聞けるラジオトークを配信。キーワードは、対象のアトレ館内で流れるアナウンスや館内の告知物で提示し、来館の促進につなげた。

当キャンペーンでは、人気イラストレーターのunpis氏ともコラボし、対象のアトレのショップで買い物をした人に同氏描き下ろしのオリジナルステッカーを配布。そのほか、アトレ公式LINEでは同氏描き下ろしのオリジナル壁紙もプレゼントし、LINEの友だち獲得を目指した。

実データ グラフィック 「はじめまして、アトレです。」キービジュアル

unpis氏が描いたキービジュアル。桜の木を一つの街に見立て、街の中でのさまざまな出会いを表現した。

アトレは、新規客の取り込みに課題を感じていたことから、当キャンペーンを実施。人の動線が変わり、年間で最も新規獲得が見込める3~4月に、アトレの認知拡大から顧客化につながる全体プロモーション戦略を策定し、各施策に落とし込んだ。

3月29日時点で、入館数やLINEの新規友だち数は、平均値と比べ伸長傾向。梶氏による公式Xの投稿は22万PVを獲得し、ファンからは「最寄り駅にアトレはないが、館内アナウンスを聴きに行きたい」といった声が聞かれた。
 
 
そのほか、月刊『販促会議』6月号では、第16回「販促コンペ」審査員による座談会や、森下仁丹120周年リブランディング施策「#タイムスリップ仁丹タクシー」で実際に使われた企画書も掲載。「人が集まる、商品が売れる」アイデアと事例を多数紹介しています。

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