FTCによると、「年間プラン月々払い契約」は、サブスクリプション申込時に予め選択されている状態で、「顧客獲得時には、(年間プラン月々払い契約の)月額料金を大々的に示す一方、早期解約料の存在とその金額(初年度解約時は残額の50%)の記載は控えめで、マウスカーソルを小さなアイコンの上に置いて初めて表示されるようになっている」という。
「解約手続きも、数多くのWebページを行き来しなければならず、Adobeのカスタマーサービスに解約を求めても、同社の担当者から抵抗や遅延対応があった。通話の切断やチャットの強制終了、複数回の取次ぎなど、他にも障壁があった。解約に成功したと思った消費者の中には、クレジットカード明細で請求が継続していることに気づいた人もいた。米国の消費者は、サブスクリプションサービスの申し込み時に重要事項を隠され、解約しようとすると障壁に阻まれるこのような企業の振る舞いに嫌気が差している」(FTC)
アドビは、「契約には透明性があり、解約プロセスはシンプルだ」と即日反論した。