人気ゲーム「桃太郎電鉄」とのコラボキャンペーンも実施
日本コカ・コーラは6月17日、「やかんの麦茶 from 爽健美茶」をパッケージリニューアルして全国で発売した。同日に女優の小芝風花氏が出演する新テレビCMを放映開始したほか、コナミデジタルエンタテインメントのゲーム作品「 桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~ 」とのコラボキャンペーンも開始。30~40代の男女を中心に人気の商品で、需要期の夏に向けた訴求を強化する考えだ。
同商品は2021年に発売。やかんで煮出したような味わいが評価されており、コミュニケーションでもその点を伝えていきたいとしている。リニューアルでは麦茶としての親しみやすさを重視したデザインに変更し、「やかん」のアイコンを中央に配置。背景は「家庭的な布」をモチーフにしており、色はブランドカラーの浅葱色を採用した。
リニューアルの狙いについて、同社は「『やかんの麦茶』はこれまでは製品認知の向上を狙ったコミュニケーションを展開していたが、さらなる成長のため、ブランドの独自価値である情緒的な面をしっかりと訴求をしていく」と説明。「丁寧にやかんで煮出したような味わい、それを作ってくれた人のぬくもりを感じていただけるように今回のキャンペーンを設計した」と話した。
新CMでは、同商品のブランドアンバサダーとして4年目を迎えた小芝氏が出演。実家を離れて働く会社員を演じ、同商品の味によって実家の麦茶を思い出すという内容だ。
「実家で飲んだ麦茶」や「母親のぬくもり」など、情緒的なブランド価値をアピール。企業目線ではなく、小芝氏が消費者の代表として自然に体験している様子を、夏らしく描くことにこだわったという。新しいキャンペーンメッセージには「おかえり。麦茶冷えてるよ。」を設定した。