パルコは6月28日から、名古屋PARCOでパルコの歴代の広告表現を通覧できる展覧会「『パルコを広告する』1969-2024 PARCO広告展」を開催する。会期は7月15日まで。入場無料。
同展は2023年11月に渋谷PARCOで、2024年3月に広島PARCOで開催しており、今回はその巡回展となる。名古屋PARCOは6月29日に開業35周年を迎えることから、その記念キャンペーンの一環で企画された。
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会場は「2000年以降」「1990年代」「1980年代」「1970年代」と4つの年代をさかのぼっていく構成で区分されており、展示するポスターや CMは、エリアごとにそれぞれ 2人のゲストキュレーターを招き、対談形式で選定していった。
「昨日は、何時間生きていましたか。」(1985年/AD:井上嗣也/C:仲畑貴志/撮影:加納典明)。
ゲストキュレーターはそれぞれ、1970年代を社会学者の上野千鶴子さんとテキストレーターのはらだ有彩さん、1980年代を美術批評家の椹木野衣さんと編集者の菅付雅信さん、1990年代をミュージシャンの野宮真貴さんと哲学者・小説家の千葉雅也さん、2000年以降をアーティストの布施琳太郎さんと編集者・文筆家の野村由芽さんが担当している。
7月6日には秋山具義氏、国井美果氏によるトークイベント「PARCO の広告 1969-2024」を名古屋PARCO 西館9F・クレストンホテル(パレットルーム)にて開催する。
過去に秋山氏は1998年の広告「いっそ、美人に。」を制作。2008年に秋山氏と国井氏はともに2008年の広告「あるこう。パルコ」を手がけた。パルコにゆかりのあるクリエイターの目線から同社の広告の歴史を時代背景やカルチャーとともに振り返る。
当日は14時開始で30分前から入場できる。参加無料。