「明るさ」や「実直さ」のイメージを表現
キリンビールは、発売20周年を迎えた新ジャンル「キリン のどごし<生>」の新テレビCM「ひたむきに20年」篇を6月17日に全国で放映開始した。4月製造品から順次リニューアルを実施しており、CMでは20年間進化を続けてきたことを伝えるため、工場での製造シーンや配送シーンを描写。「元気で明るい」というブランドイメージを表現するため、楽曲には忌野清志郎氏の「JUMP」、出演には俳優の桐谷健太氏、伊原六花氏を採用した。
工場での配送シーンを採用した新テレビCM「ひたむきに20年」篇
CMでは初共演の桐谷氏と伊原氏がキリンビールの営業担当の役を演じ、「のどごし<生>」が積まれた倉庫でトラックに商品を詰め込む様子を描写。工場から商品が出荷していく様子を撮影した。
20年目の節目の年に放映する今回のCMについて、マーケティング部の佐藤洋介ブランドマネジャーは「うまさに向き合い続けて進化していること、20年目で本当にうまいと自信をもってお伝えできる味覚を実現したことを伝えたい」と話す。商品イメージに合致した「元気で明るい印象」と「うまさを追求する誠実で直向きな姿」の両立を意識して撮影したという。
「明るい印象」を醸成するため、歌と演奏は忌野清志郎氏の「JUMP」を採用。配送や出荷のシーンでは、新しい「のどごし<生>」を顧客に届ける同社の気持ちの高まりが楽曲とリンクしているという。「元気で明るい」というブランドイメージは、桐谷氏、伊原氏の起用でも表現。佐藤氏は「実直さも兼ね備えた2人で、キリンビールの社員の役柄にもぴったりと考えた」と起用理由を説明した。
酒税改正以降、新ジャンルカテゴリーの販売状況は厳しい状況が続いているが、「のどごし<生>」はリニューアル以降、市場以上の販売トレンドを維持。20周年ということもあり、SNS上で共感の声が寄せられているほか、CMについても好意的なコメントが多数上がっているという。
佐藤氏は「新しい『のどごし<生>』の味覚への期待を醸成することはもちろん、それ以上に『うまさに向き合い続ける姿勢への共感』が生まれるとうれしい」とCMへの期待感を示した。