「過去最大級」の投資 「菌予防」に着目した濃縮液体洗剤、P&Gジャパン

写真 人物 集合 大泉洋 ゆうちゃみ

20日の発表会に参加した大泉洋氏(中央)とゲストの「ゆうちゃみ」氏(右)。新商品の「アリエールMiRAi 漂白剤級の洗浄プラス」と「アリエールMiRAi 漂白剤級の消臭プラス」を持っている

液体洗剤自動投入機能を備えた洗濯機の普及も、「濃縮液体洗剤」の成長を後押しするとみている。洗剤を投入するタンクの容量に限りがあることから、詰め替え頻度を少なくできる濃縮液体洗剤が注目されつつある。自動投入用洗濯機の世帯普及率は11%程度だが、同社は2030年には約45%に普及すると予測。「アリエールMiRAi」を投入することで、濃縮液体洗剤の市場拡大を目指す考えだ。

より幅広いターゲットに訴求するため、「過去最大級のマーケティング投資」を実施。P&Gジャパンのファブリックケア コミュニケーションマネージャーの森響子氏によると、広告宣伝費も過去最大級のほか、自社WebサイトやYouTubeチャンネルなどデジタルプラットフォームでの訴求、店舗との連携など様々なタッチポイントでの販促を推進する。「質と量の両方で、過去最大級の投資を行い、より多くの消費者に届けたい」と話した。

P&Gは1973年に日本で営業を開始。アリエールは1988年に発売した。衛生水準が高く、少子高齢化や都市への一極集中などがみられる日本を有力なデザインマーケットとしており、今回の新商品も日本で先行販売することで、後のグローバル展開に生かす考えだ。

衣料用洗剤の市場は拡大基調にある。直近10年間を販売金額ベースでみると年率5%の成長。2023年は前年比107%で2500億円を突破した。市場の拡大をけん引しているのが、「濃縮液体洗剤」と「ジェルボール型洗剤」で、これらの付加価値製品の市場規模は、全体の4割を占める。

大泉洋氏を起用した新テレビCMを6月21から、全国で順次放映開始。アニメ「ど根性ガエル」の主人公「ピョン吉」と共演した。

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