人流データ×消費者意識データで進化するOOH広告の効果測定

OOH業界で行われているアプローチ

これらOOH広告特有の効果の曖昧さ・運用の難しさといった難点を克服するため、近年業界内では「人流データ」・「アンケート調査」・「モバイル端末固有のID(RDID)」を併用し、それらを掛け合わせることで広告効果の定量化を図るというアプローチが行われています。効果測定の主な流れとしては以下のようになります。

(1)広告接触者判定・推定リーチの計測
事実情報である人流データを用いて、特定ビジョン前の通行や特定路線の乗車を判定。ユーザーの「行った・見たかもしれない」という主観に拠らず、推定リーチ数を算出。実際にどれだけの人々に広告が届いたのかを計測します。

(2)アンケート調査の実施・広告認知率などの計測
スマートフォンアプリなどを利用したアンケート調査にて、特定期間・エリアにおける広告認知率などを聴取。近年では、当社をはじめ(1)でOOH広告に接触した可能性があるユーザーを人流データで捉えた上で、そのユーザーに対して調査を実施する手法も広がっています。

(3)モバイル端末固有のIDを利用したオンラインCVの計測
上記の人流データに紐づく端末固有のID(RDID)を利用し、ECサイトなどオンラインCVに対する影響を計測する取組みも増加しています。OOH広告では、オンライン上にCVポイントがある事業を運営する広告主も多く、広告効果を定量的に計測するためには、オフラインとオンラインを繋げる必要があります。そこで、オプトインされた端末固有のIDがその役割を担います。(1)の人流データを提供しているユーザーのIDを活用することで、OOH広告の接触からCVまでを計測することが可能となっています。

(※当社Geo-Researchを活用したOOH広告効果測定レポートイメージ)

実データ グラフィック 効果測定事例:サマリ
実データ グラフィック 効果測定事例:鉄道会社別
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