人流データ×消費者意識データで進化するOOH広告の効果測定

効果測定手法の進化で市場成長に期待

新型コロナウイルスの流行が落ち着いたことで各地を行交う人波は活気を取り戻しつつあり、人流や広告関連業界は緩やかな追い風を受けているといえます。

さらにデジタルサイネージ市場の伸長にも目覚ましいものがあり、その市場規模は801億円(2023年)から1,396億円(2027年)へと達する見込みです(※1)。この流れは今後も加速していくと考えられ、今後日本のOOH広告はデジタルサイネージ市場と共に成長していくことになるでしょう。

デジタル系媒体が伸長していけば、それだけ広告主からの計測の要望は増していくと考えられ、業界としてより一層効果測定に取り組むことが必要と感じています。上記(1)~(3)に挙げたような人流データを軸とした活用事例を積み重ねることが、OOH広告の効果をしっかりと世に示すことに繋がり、ひいては業界の拡大に寄与するのではないでしょうか。

※1)CARTA HOLDINGSのプレスリリース「CARTA HOLDINGS、デジタルサイネージ広告市場調査を実施~2023年のデジタルサイネージ広告市場規模は801億円の見通し、2027年には1,396億円と予測~」(2023年12月21日)より

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岡枝幹也

ジオテクノロジーズ
GPマーケティング営業本部

おかえだ・みきや/2022年10月にジオテクノロジーズ入社。前職は電通東日本。一貫してデータマーケティングに従事しており、同社の持つ豊富な人流データがOOH業界に進化をもたらすと確信して転職。現在はマーケティングコンサルタントのマネージャーとして従事し、プランニングや効果測定の分野でOOHメディアとの関連性を深めています。

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