「FAST」日本上陸 BBM社がコンソーシアム型でサービス提供

「FAST」は従来のテレビ放送と同様にチャンネルを選択すると次々と番組が流れてくる仕組みで、自ら番組を選択して視聴するVODとは視聴態度が異なってくる。

米国ではCTVの普及や契約料の値上がりを背景に有料テレビの解約(コードカット)が進んでいたが、その代替コンテンツのひとつとして、FASTの利用者数が急増してきた。

配信プロバイダーとコンテンツ提供者が広告収入をシェアする仕組みで成り立っており、参入障壁が低いことから提供する事業者も拡大。近年は米国のテレビネットワークFoxやComcastが独立系のFASTプロバイダーを買収する動きもあり、また、コンテクストターゲティングも可能で安価に出稿が可能な媒体として、広告主からも注目されてきた。

米国で約340チャンネルを展開するRoku Channelの利用者数は約1億2000万人に及び、従来の有料テレビプロバイダー大手6社の加入者数の合計を上回る。メディア調査会社のDigital TV Researchによると、世界のFAST収益は2023 年の 76 億ドルから 2029 年には 165 億ドルに達する見込みと予測している。

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