今回の実証実験は、両者が参画する、海洋 プラスチックごみ問題の解決に向けて官民連携で取り組むプラットフォーム「クリーン・オーシャン・マテリアル・アライアンス(CLOMA)」の一環。
ボトルの再資源化については、飲料ボトルで広く適応されている、使用済み製品を再資源化し同じ種類の新製品として再利用する「水平リサイクル」の仕組みが知られている。だが現在の国内において、ポリエチレン(PE)を主な素材とするマヨネーズボトルの「水平リサイクル」は社会的に実装されていない。品質の確保やコストの問題から先行事例に乏しいためだ。
そこで今回、マヨネーズを長く扱ってきた両社の知見を活かして、データ収集や技術的な知見を集め、マヨネーズボトルの水平リサイクルの社会実装を目指す。今後は、COLMA の参画企業であるリサイクル会社や素材メーカー、流通、自治体とも協力して仕組みを目指していくという。
また今回の実証実験により、生活者に向け「マヨネーズボトルも再資源化できる可能性がある」ことを広く伝える意図もある。両社は同時に、使用済みマヨネーズボトルのリサイクル啓発活動も推進していく。