ニュース記事から文章の書き方・見せ方を学ぶ(広報担当者の情報インプット術/音ノ葉)

広報担当者は日々どのように情報感度を高めているのでしょうか。月刊『広報会議』の連載企画「広報担当者のSNS個人アカウント活用術」に登場する、個人SNSを活用する広報の皆さんに、情報収集のポイントや参考になったコンテンツなどについて聞きました。

イメージ 雪@言語化する広報プロフィール

Q1.広報として日々の情報収集で意識していることを教えてください

ニュースサイトや電子版の新聞は毎日欠かさず読んでいます。大手の会社が新しい商品やサービスをリリースした際の、アプローチの仕方やマーケティング戦略はとても参考になります。ニュース記事では、記者によって、同じような商品でも興味が持てる場合とそうでない場合があるので、どんな書き方や見せ方をしているか入念にチェックします。

また、Xでは他社の広報の方を積極的にフォローしています。広報以外でも、所属している会社をオープンにしておられる方の投稿をチェックすると、貴重なヒントが得られることがあります。気になった方や、いつもリプライをくださる方には、職種を問わずこちらから声をかけてオフライン・オンライン問わずお話しする機会をつくっています。何気ない会話から思わぬアイデアが生まれることも多々あります。

Q2. 広報として勉強になったコンテンツはありますか?

これまでに読んだ本は、広報のためというよりは、マーケティング全般についてのものが多いです。大御所フィリップ・コトラーのものから最新刊まで、選り好みせずに幅広く読みました。

また、Xでの投稿は文章が中心で、発信する意図や目的が伝わらなければ意味がありません。誤解が生まれないよう、そして印象に残る文章を書くために、私のアカウント名にも冠している「言語化」についての本は数えきれないくらい読みました。

特に『すごい言語化 「伝わる言葉」が一瞬でみつかる方法』(小暮太一著、ダイヤモンド社)、『秒で伝わる文章術』(宮崎直人著、フォレスト出版)、『伝え方が9割』(佐々木圭一著、ダイヤモンド社)は、内容を暗記するくらい繰り返し読んで言語化の基本を叩き込みました。

ちょっと落ち込んだり疲れたりした時には、映画『プラダを着た悪魔』を観ます。ファッション業界や、編集という仕事に対して愛着も知識もなかったアンディ(アン・ハサウェイ)が、何度も痛い目を見ながら勉強し、必死で仕事の本質を理解して成長していくさまが励みになりました。

――連載企画「広報担当者のSNS個人アカウント活用術」は、月刊『広報会議』本誌にて掲載しています。

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