GMOアドパートナーズに広告事業を承継 新社長に伊藤氏

GMOインターネットグループ社から、インターネット・インフラ事業、インターネット広告事業を承継する。同社の顧客基盤もGMOアドパートナーズで活用できるようにし、GMOアドパートナーズの業績拡大を図る。承継する事業の2023年12月期の売上高は615億2700万円。

GMOアドパートナーズの2024年12月期1〜3月のインターネット広告事業の売上高は30億9600万円で、前年同期比21.7%減だった。営業利益は同比22.7%増の2億7500万円。自社商材の拡販や営業体制の効率化が寄与した。

GMOアドパートナーズの流通株式比率は、2023年12月末時点で、東証スタンダード市場の上場維持基準を満たしていないが、分割承継に伴う株式の譲渡でさらに下がる見通し。両社は「上場廃止にする考えはなく、25年末までに改善を目指す」とした。新株予約権の発行や、GMOインターネットグループ社が持つ保有株式を売り出すなどの手立てを検討している。

日本取引所自主規制法人の実質的存続性の審査結果によっては、GMOアドパートナーズはプライム市場に移行する可能性もある。

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