3人の国民的マンガの「父」が語り合う、ユニクロの父の日広告

ユニクロは6月12日、同16日の「父の日」に合わせたプロモーションの一環で、新聞広告を出稿した。「3人のお父さんたち」というタイトルで、『ちびまる子ちゃん』の「ヒロシ」、『天才バカボン』の「パパ」、『あたしンち』の「父」という3人の父が並ぶ。

写真 誌面 ユニクロによる「父の日」プロモーション「3人のお父さんたち」

朝日新聞と読売新聞に出稿された。

写真 誌面 ユニクロによる「父の日」プロモーション「3人のお父さんたち」

ボディコピー。

またその前後には、XやInstagramなどのSNSで関連した投稿もおこなった。

写真 誌面 ユニクロによる「父の日」プロモーション「3人のお父さんたち」
写真 誌面 ユニクロによる「父の日」プロモーション「3人のお父さんたち」
写真 誌面 ユニクロによる「父の日」プロモーション「3人のお父さんたち」

「父」についての話がはずみ、ビールや枝豆も段々と減っていっている。

クリエイティブディレクターを務めた電通の井戸真紀子氏によると、出発点となったのは「日本のお父さんの半分は父の日にプレゼントもらっておらず、父の日は母の日に比べると忘れられがちな日である」というデータ。一方で、「お父さんは家族からの『ありがとう』の言葉で、実はものすごく元気が出る。父の日も内心とても楽しみにしている」という調査結果もあった。

「そんなお父さんたちの想いをこの広告で代弁したい!と考え、日本のみならず世界的にも有名な『父』である3人が勢揃いし、父一同として想いを発言してもらいました。日本のお父さんの気持ちを代弁することで、父の日の大切さ、ありがとうの大切さが日本中の人に伝わることを目指しました」(井戸氏)。

写真 誌面 ユニクロによる「父の日」プロモーション「3人のお父さんたち」

写真 誌面 ユニクロによる「父の日」プロモーション「3人のお父さんたち」

Instagramで展開されたバージョン。

またアートディレクターの玉置太一氏は、デザインの意図を次のように語っている。

「3人は普段全く違う世界に生きるお父さんたちですが、紙面では、同じ方向を向き、同じポーズで、同じく嬉しそうな気持ちで歩いています。目線も腕を振る角度も同じ。これは『お父さんたちがみんな同じ気持ちなんだ』という象徴の絵です」。

SNS上で発信された原稿では、ひとつのちゃぶ台を囲み、3人のお父さんたちが、父について語り合っている。

「お酒も少し入って、楽しそうに、ついつい本音も出てしまったり。お父さんという生き物は『父の日楽しみにしてます』なんてことは気恥ずかしくて自分から家族には言えなかったりしていると思います。そんなこの国のお父さんたちの秘められた本音を広告に込めたつもりです」。

同チームでは、ユニクロの2022年、23年の「母の日」「父の日」の広告も担当。22年は『あたしンち』の母と父が、23年は『ちびまる子ちゃん』のまる子とお母さん、ヒロシが登場している。

スタッフリスト

企画制作 電通、sora
CD 井戸真紀子
C 栗田雅俊、真子千絵美
AD 玉置太一、関口遼
D 菅原良太、田口美希
Pr 小杉純善
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コンテンツPr 小杉純善
監修 フジオプロ、ぴえろ、さくらプロダクション、日本アニメーション
作画 けらえいこ、中山智香
イラスト着色 喜多啓介、上嶋和巳
メディアプランナー 尾崎真吾、赤松英治、田中僚、岸本海利
印刷 精美堂
AE 柳大二郎、菊井博史、中山洋介
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