品質・衛生管理の実施漏れを防ぐ効果も期待
ファミリーマートは、店舗での品質・衛生管理の動画を、全国のファミリーマート店内に設置しているデジタルサイネージ「FamilyMartVision」で、6月18日から放映している。食品の品質・鮮度管理を実施している旨を告知することで、顧客に安全・安心な品質の商品を提供していることを知ってもらう狙いで、今回が初の試みとなる。この取り組みによって顧客が安心して商品を購入しやすくなるだけでなく、日ごろから品質・衛生管理を徹底している従業員のモチベーション向上につながるとしている。
「FamilyMartVision」で3つのチェックを行う様子を公開
商品における品質・衛生管理推進の一環で、全国のデジタルサイネージ設置店舗約1万店で放映する。動画は15秒間で、1日に複数回、決められた時間帯に公開。温度管理・鮮度管理の実施時間10分前に動画を配信する仕組みだ。動画では従業員が温度、清掃、販売期限のチェックを行っている様子を公開する。デジタルサイネージが設置されていない店舗では、店内放送で衛生、温度、鮮度管理のアナウンスを実施する。
同社は、まめな手洗いの実践や什器の温度管理の徹底など、国際的に認められた衛生管理手法「HACCP(ハサップ)」の考え方を取り入れた衛生、温度、鮮度管理を実施しており、中食商品においては、1日4回(北海道は5回)の販売期限の確認を行うという。
同社の製造基盤・品質管理本部 品質管理部マネジャーの宮田暁子氏は「従業員に対しての品質・衛生管理の実施漏れを防ぐための啓蒙活動につながっている」と話す。今後も「FamilyMartVision」を使用した様々な取り組みを実施するとしており「引き続き、ファミリーマートが安全・安心な品質の商品を提供していることをより多くのお客さまに伝えていきたい」と意気込みを語った。