7年ぶりの広告刷新で見せるキリンの「本気」 「キリン一番搾り生ビール」リニューアル

リニューアル後の味わいについて「35年目の集大成といえるおいしさ」と京谷氏。3月12日にリニューアルしたクラフトビールブランドのフラグシップ商品「SPRING VALLEY 豊潤<496>」で得られた知見を生かし、ホップの配合変更・仕込みの温度の見直しによって、「飲みごたえがあるのに飲み飽きない」おいしさに進化を遂げたとしている。濃い味が好きな顧客だけでなく、ライトな味が好き人にも「おいしくなった」と高評価を得ているという。

7年ぶりの広告刷新では、昨年のリニューアルでは実施しなかった交通屋外広告や昨年を上回るデジタル投資を予定するなど、新広告の浸透に力を入れる。

コロナ禍明けによって業務用ビール市場は回復。酒税改正や、ビールの新商品が多く発売されたことも追い風となって、ビールの需要拡大が継続している。そのトレンドを受けて「一番搾り」も、2023年10月~2024年5月の実績(数量ベース)は前年同期比108%と好調に推移。京谷氏は「ビール類市場活性化を狙い、狭義ビール市場の成長を上回るレベルでの成長を目指す」と話した。

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