コラボグッズ、ライブ配信、SNSコンテストなどで「味ぽん」訴求
ミツカンは、同社の「味ぽん」と女性VTuberグループ「ホロライブ」がコラボレーションした、「ホロぽん飯テロ部」キャンペーンを6月24日から期間限定で開始した。コラボ商品の販売のほか、ライブ配信を通じた味ぽんのレシピ情報の発信などを行う。VTuberとのコラボを通じて、若年層のブランドへの関心や使用意識の向上につなげる狙いだ。
「味ぽん」と「ホロライブ」所属のVTuberがコラボした「ホロぽん飯テロ部」
これまでは主婦をターゲットとしたテレビCMや広告を展開してきたが、企業が一方的に言いたいことを消費者に届けるだけでは、生活者の心に響かないとし、数年前から生活者に近い「第三者」の声を通して提案をする施策に注力。消費者自身が情報発信する「アーンドメディア」を活用する戦略だ。より求心力が期待できる新しい分野として、昨年から「VTuber」に注目し始めたという。
味ぽんブランドは、若年層からも9割以上に認知されているが、冷蔵庫の風景に溶け込んでいたり、自身では店頭で手に取る機会がなかったりするなど、ブランドへの関心の持たれ方に課題があったとしている。マーケティング本部マーケティング企画1部の吉岡真優主任は「ホロライブという唯一無二のフィルターを通すことで、ブランドをより身近に自分のものとして感じていただきたい」「自発的に味ぽんに関する話題を発信してもらえる環境を、本企画を通して実現したい」と話した。
